どういった心境の方が撮影をのぞむのか。
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今までの撮影の中で、
印象に残っているお客様ばかりなのですが
中でも、
*医療現場でお勤めの方*
の撮影では、
また、今までと違った撮影の動機を感じました。
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話を聞かせていただくうちに、
そういった方々は普段より
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[死]と[生]に触れる機会が多い。
故に、
より、
[今]という時間の貴重さを
感じていらっしゃるのだと感じました。
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その中のお一人の方は、
普段、介護の現場で
人の [老い]という現実と向き合い、
いずれやってくる
[ご自身の死]
を見据え、
撮影に臨まれました。
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[死]を見つめることは、[生]を見つめること。
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だと。
教えていただいたかの様です。
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実は私自身、
死を見つめることは、長いこと避けてきました。
どうしても、
自分の気持ちが沈み、
闇に襲われ戻れなくなりそうだったからです。
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けれど、撮影を通じ
そういった方々と向き合い、
私に出来る施しをする。
には、
今一度、その部分をしっかり見つめ直さないと!と、思っています。
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本当の自分を生きるには、
一度、
古い価値観や思想にだって
[死]を与える必要もあります。
そういった向き合い方は、
未来に希望が持てます。
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今、
[老いていく自分を見つめ、
その姿を残したいと思う自分]
を、写真に残し、
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そこから、新しい自分で生きていく。
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写真は、生きた証になっていきます。
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□写真家 幸野朱里
名古屋を拠点に、女性ヌード撮影を行っています。
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