今、あの彼女はどういった人生を歩んでいるのだろうか。
今は疎遠になってしまいましたが、
彼女らしく、しっかりと歩んでいると信じています。
ヌード撮影のきっかけをくれたことに、感謝をしています。
もし、自分が同じ乳がんになったとしたら、
彼女の様に、写真を撮ってもらって、未来にその写真を残そうと思えるだろうか。
私の友人に、
乳がんになり闘病中の女性がいます。
その友人と話していると、
乳がん患者になって押し寄せる、恐怖の感情を何度も聞いたことがあります。
病院では、手術前の人体実験の物のような、
女性の写真を何度も見たそうです。
それは、患者さんに手術の前と後の、体の変化を伝えるものだそうですが、
それを見た友人は、悲しみが押し寄せてきたそうです。
………………….私には、何ができるのか。
何もできない。
私は、医者ではないから病気を治すことはできない。
自分の力不足に悲しくなりました。
(つづきます)
幸野朱里
名古屋を拠点に、女性ヌード撮影を行っています。
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